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2020.05.06
結婚できない女

母が脳動脈瘤クリッピング術という手術をすることになりました

「お母さんね、脳動脈瘤があるから手術しようと思う」

母からそう告げられたのは私の40歳の誕生日でした。

 

脳動脈瘤クリッピング術

 

「え?」

 

いきなりの話にドキッとしました。

でも動揺を見せず「うん…うん…」と下手くそな母の説明をテレビを見ながら聞いていました。

 

60代の母、70代の父、2人共高齢ではありますが、大きな病気もなく暮らしていたので「手術」というワードは衝撃がありました。

 

聞けば、前から定期検診で小さな膨らみは確認されていたものの、手術するほどではないと言われていたようです。

もともと脳動脈瘤の大きさは3.5mmくらいだったようです。

しかしここ半年で1mmほど大きくなっていたため、今までの検査は正面からの画像だけでしたが360度見れるものに変えて検査をしたところ、正面からではわからない方向にぐーんと大きくなっており、その直径は5.5mm。

 

脳動脈瘤クリッピング術は脳動脈瘤の根っこの部分をチタン製のクリップで挟み込み、瘤が破裂する原因となる血液が入らないようにする手術で、脳動脈瘤が破裂する前に防ぐ予防的治療法です。

先生の話では5mm以上になるとすすめられるそうです。

 

母には「すぐにではないけど手術したほうがいいみたい。不安なまま過ごすよりも早めに手術しておこうと思うの」と言われました。

 

いつも通っているのは総合病院で脳外科の先生に診てもらっていましたが、脳動脈瘤クリッピング術の権威の先生を紹介してもらえるということで、その先生の話を聞く日に一緒に病院に行きました。

 

診察室に入るとくたびれた白衣を着たおじいちゃん先生が姿勢悪く座っていました。

特に挨拶もなく…

「これがこうでこうやってこうやって…静脈の画像もないとダメだな…」

ボソボソボソと撮影した脳の血管の画像をパソコンで見てひとりで喋っていました。

 

この手術の権威の先生なので、いろんな病院で手術をしているようで、忙しく、母の脳の画像を見たのはこの日が初めてだったようです。

そのため、どうやって手術をするのかシュミレーションをしていました。

 

シュミレーションが終わると、「うん、大丈夫、いけると思います」難しい顔から少し和らいだ表情で言われました。

母は60代ですが、「この病気にしてはまあ若いほうだね」という先生の言葉にちょっと安心しました。

 

目も合わさずただただ画像を見ている時は、正直「なんなんだ(怒)このおっさん!」

と思っていたので…

 

母が主治医の先生に言われた話では、「すぐに手術をする必要はないけど」ということでしたが、この先生の話では「5.5mmあるし、ここの膨れ上がっているところがいつ破裂してもおかしくないね、危険だと思います。」

ということで、一番直近で先生の空いている日に手術をしてもらうことになりました。

 

直近と言っても忙しい先生。

手術の日にちはその日から2ヶ月以上先でした。

大丈夫なのかな…

 

私:「さっき危ないねとおしゃってましたが、2ヶ月以上先で大丈夫なんでしょうか?」

先生:「でも、僕、この日しか空いてないんだもん」

 

いやいや、それはそうかもしれないけど…

 

医療の知識ゼロの私達には心配で仕方ありません。

しかし、脳動脈瘤クリッピング術というのは脳動脈瘤が破裂しないようにする予防の手術です。

緊急性があるわけではないので…忙しい先生の予定を開けてまでするものではないようです。

 

違う先生ならもう少し早くしてもらえるんだろうかという疑問はありましたが、経験数が多く第一人者という先生。

他の先生にお願いして何かあったら…

 

とりあえず緊急性があるわけではないからということに納得し、先生にお願いすることにしました。

ほかの病院で診てもらってやっぱりあの先生にお願いしようとなったときにはさらに手術の日にちが伸びているかもしれませんし…

 

「日々の生活で気をつけることはありますか?」

カッとなって頭に血が上ったり、何か重いものを持つときに力を入れたりすると破裂する場合があるということでした。

ただ、脳動脈瘤というのこの手術の基準である5mm以下でも破裂するときはするし、寝ていても破裂するときはするから、あくまでも気をつけるならばの話、なんだそうです。

 

母の手術は5月末です。

 

コロナウィルスの影響で入院時のお見舞いは禁止されています。

手術の日の付き添いも禁止です。

入院から退院までは合うことができません。

 

手術までにコロナウィルスに感染してしまったらさらに手術日が伸びてしまう。

そんな不安もあります。

 

手術後は免疫力も下がってしまうようなので、さらに感染したときの不安が高まります。

 

なんてときに…

とりあえず、何事もなく手術を迎えられることを願います。

そうしてどうかうまくいきますように。

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